コーチから、「上からボールを投げなさい」と言われた経験ありませんか?
僕は、野球時代もアメフトに転向してからも言われた経験があります。
なんとなく上から投げた方がいい気がするけど、自然に元の肘の高さに戻ってしまうし、無理にでも上から投げた方がいいのか知りたい。って思ったことありませんか。
この記事では現役Xリーガーの僕ちーたが、そんな疑問を解決します。
上から投げるのが正解なのか
答えは半分正解、半分間違いです。
アメフトにおいて、「上から投げなさい」と指導する人の意図としては、殆どの場合が、リリースポイントを高くするさせたいというものでしょう。リリースポイントが低いと、DLにパスカットされる可能性が高くなるためです。
しかし、上から投げればいいというものではありません。パスを通すことが目的であり、パスを通すには、狙ったポイントに正確に投げ込める能力が必要です。そのためには、自分の出力できるパワーを効率よくボールに伝える必要があります。
上から投げることだけを優先して、ボールに力が伝わっていないのでは意味がありません。
正しい肩の角度とは
ずばり、このラッセル・ウィルソン選手の方の角度です。
リリースポイントが高いですね。しかし、無理に上から投げようとしたときにあなたが感じる窮屈さは、この写真から伝わってきませんよね。
それは、耳から腕の距離が保たれているからです。
投げづらさ(窮屈さ)を感じる原因は、耳から腕の距離が近いためです。肩を地面と平行に保ったまま、腕を真上に上げてみてください。窮屈ですよね。そこから、腕を真横に少し下げてみましょう。しっくりくる場所がいつもボールを投げている時の角度ではないでしょうか。
つまり、その角度が、力の入りやすい角度と言えるでしょう。
では、もう一度ラッセル・ウィルソン選手の写真を見てみましょう。
左肩を下げることで、力の入りやすい角度のまま、リリースポイントを高く置いていることがわかります。
こうすることで、力の入りやすい角度と高いリリースポイントを両立しているのです。
「左肩(右肩)を下げる」試してみては。
では!
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