【QB】上手くなりたかったら、ここを意識して!

あなたは、「綺麗な回転をかけること」を1番に考えていませんか。

僕もそうでした。しかし、綺麗な回転で投げられるようになっても、実戦のスピード感やプレッシャーがかかると綺麗な回転が投げられなくなり、今度は「実戦で綺麗な回転をかける」ことばかり気になってしまい、本来の「試合に勝つためにパスを通す」という目標を見失いがちになります。

そこで、13年間QBをしてきた僕が、うまくなるために意識すべきことをお伝えします。

何を意識すべきかを、質の高いボールを投げるための「スローイングスキル」と、試合でハイパフォーマンスを発揮するための「実践スキル」にわけて解説します。

さらに、2つに分けた上で、それぞれどんな順番で意識(練習)していくべきかを①、②、③の順番をつけました。

意識する順番を間違えると、悪癖が身についてしまうこともあるので、要注意です。

この「スローイングスキル」と「実践スキル」は同時進行で意識していきましょう。ただし、QBを始めたばかりの選手で、実践練習に参加できない場合は、「スローイングスキル」のみでOKです。

それでは、解説していきます。

スローイングスキル

①コンパクトに身体の回転で投げる

とにかく、まずはこれです。これがベースになりますので、ボールの回転が悪くてもこれができているかどうかをまず意識しましょう。

なぜ大事かというと、投げようとしてから素早く、正確にボールを投げることがパスを通す上で大事だからです。(綺麗な回転も大事なんですが、あえて優劣をつけるとしたら、綺麗な回転のボールを投げるよりもこっちが優先です)

DEFの選手は、QBの目線や仕草を見ています。そのため、QBが見ている方向に寄って行きますし、QBがスローイングモーションに入るとターゲットに寄ってきます。つまり、投げようとしてから、投げるまでが早ければ、DEFの選手に寄らせる時間を与えないということになります。

また、回転ばかりを気にして小手先で回転を操作するよりも、体の回転に合わせたスローイングにすることで、スローイングが安定します。(小手先で操作すると、繊細な動きができてしまう小手先では、再現性がどうしても低くなってしまいます)

「コンパクト(クイック)なスローイングの参考記事」 「回転で投げる参考記事」はこちらです。

②出力できるパワーをあげる

上手くなるコツとかスキルに目が行きがちですが、なんだかんだフィジカルが大事です。勉強したスキルを体現するには一定レベル以上のフィジカルが必要なため、身体と常に向き合いましょう。

ウエイトトレーニングなど、ベースとなる筋力を上げることが重要だという前提のもと、僕のおすすめのトレーニンをご紹介します。

それは、スプリントトレーニングです。(スローイングと直結はしませんが、ちょっと聞いてください)

これは、「足を速くするために」とかではなく、(もちろん、足を速くすることも重要)体の使い方やどうすれば効率のいい動きができるのかという考え方が身につくからです。身1つで、走る、飛ぶ、投げるなどの動作を追求している陸上競技から学ぶことはとても多いので、陸上競技場で、陸上部や陸上選手やコーチに教えてもらって一緒にトレーニングができたら言うことなしですが、環境的に難しければ、陸上部の友達やSNSを活用して勉強してみてください。

③綺麗な回転をかける

やっときました。綺麗な回転は最後の仕上げでいいんです。

ほとんどのQBがこれ(①→②→③)の逆をやってしまいますが、土台となる正しいスローイングフォームを身につけてから、綺麗な回転にこだわりましょう。

個人の感覚の違いが出やすい部分なので、ご自身でトライ&エラーを繰り返して身につけるのが一番ですが、僕の個人的な感覚としては、手首をしっかり立てること、手首を折らずに回すこと、小手先でボールを操作しないことが重要だと思っています。

1つ目の手首を立てるとは、掌と手の甲を横に向けることを指します。掌が上を向くと回転がかからない+ボールが浮きやすくなるので、注意です。

2つ目の手首を折らずに回すとは、野球のスナップスローとは真逆の考え方です。手首は折らずに(おいでってやる動き)最後に掌が利き手側に向くように回転させましょう。

3つ目の小手先でボールを操作しないというのは、①の「身体の回転で投げる」と同じ意味です。回転を気にして腕の振り方でどうにかしようとする(手投げ)と、たとえきれいな回転が投げられたとしても、再現性がなく、安定したパフォーマンスが出せないので、注意です。

実践スキル

①正しいステップ(正しいタイミング)で正しいポイントに投げる

②SFでカバーリードをできるようにする(①と②は同時進行がベスト)

③プレースピードを上げる

「スローイングスキル」と同時進行で身につけたい「実践スキル」

実践スキルの解説は、SHOT GUNメンバー限定で解説します。→実践スキル解説は、「こちら」

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では!

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