あなたのチームの得意パスパターンはありますか?
色んなパスパターンに手を出して、どっちつかずになっていませんか?おしゃれなプレー、かっこいいプレーを取り入れるよりも、ベーシックなプレーの中で得意なパターンをいくつか持っておくのがいいです。
理由は、自滅しないオフェンスは強いからです。日本のトップレベルに行けば、自滅しないオフェンスは当たり前ですが、自分たちのベストパフォーマンスを発揮し続け、自滅しないのは難しいです。しかし、そんなオフェンスを作り上げられたら強いです。
よって、基本パスパターンを理解して、練習して、得意パターンにしましょう。
スマッシュパターン
№1WRのフックと№2WRのコーナーの組み合わせ「スマッシュ」
よく見るパターンですね。見たことがなかったあなたは是非この記事で覚えてください。
基本的な考え方は、DEF(CB)をHigh Lowで挟みます。
どういうことかというと
ショートパターンの場合(フック5yd・コーナー20yd)
カバー2では、CBがフラットゾーン、SFがディープゾーンをカバーします。そのため、フックはCBがコーナーはSFがカバーします。しかし、SFは2枚でディープゾーンをカバーするので、コーナーのカバーが遅れやすくなり、SFがコーナーをカバーし切るまでは、CBをフックとコーナーで挟むような形になります。
つまり、カバー2では、2枚のWRに挟まれたCBは、フックをカバーするため、コーナーが狙い目です。
カバー3では、そのCBがディープゾーンをカバーするため、フックが狙い目です。この時、注意が必要なのは、SFがフラットゾーンにインバートしてくるパターンです。原則、SFのインバートとは逆再度を狙いますが、そこにはOLBが開いてくるため、WRの外肩に投げて、OLBに触れさせないようにしましょう。
ここまで理解できれば、他のカバーは応用です。CBがディープにいるかフラットにいるか。それを見極めて投げ込む。フックは外肩へコーナーはリードへ投げ込みましょう。
ロングパターンの場合(フック10yd・コーナー35yd)
考え方は、ショートと同じです。ここでの注意は、コーナーの角度です。コーナー35ydと書きましたが、これはチームごとに違います。10ydでプラントを踏み、サイドラインの35ydを目指します。走ってみるとわかりますが、結構縦目です。縦目の角度は「ハイアングル」と表現します。このハイアングルが重要です。フックとコーナーの距離が近ければ近いほど、1人のDBにカバーされやすくなります。
また、ハイアングルにすることで、WRとサイドラインまでのスペースが広くなり、結果投げ込むスペースが広くなります。
まとめ
・フックとコーナーで挟んだDBがカバーしていないWRに投げる。
・迷ったときは、フックに投げて5yd(10yd)確実に取る。
・コーナーはハイアングル
スマッシュを得意に変えましょう。
では!