3スラ オールを得意パターンにする方法【アメフト  パス】

基本パスパターンをマスターして、自滅しない強固なオフェンスを手に入れよう第3弾

試合でのパス成功率は6割超えていますか?自滅しないオフェンスを作るにはパス成功率60%が必要です。そうすれば、自滅で負けることはまずありません。まずは自滅しない強固なオフェンスを作ることを考えましょう。

パス成功率60%を超えていないチームは、やりたいパスをやっていませんか?凝ったやりたいパスパターンに手を出すのではなく、地に足をつけて基本パターンをマスターする。それが自滅しない強固なオフェンスを作るコツです。

3スラ オールとは

4WRが全員3歩スラントを走るパターンです。

3歩スラントとは、QB側の足を前にしてセットし、3歩目でプラントを踏んで45°曲がるルートです。

このパッケージのメインターゲットは特に存在しません。カバーに応じて当てられるWRに当てるだけです。

カバー2の場合

狙い所

2by2フォーメーションであれば、№1WRをCBが、№2WRをOLBがカバーします。つまり、全WRが1対1になります。となると、誰に投げるかよりもいつ投げるかか重要になります。タイミングと投げるポイントが超重要です。

前置きが長くなりましたが、タイミングは、カバーしているDEFから剥がれる瞬間です。しかし、これを目視で確認して投げているのでは遅いです。DEFから剥がれてくれるであろう瞬間に投げ込みます。狙い所は、カバーしているDEFとその内側のDEFの間です。その空間にタイミングよく投げ込みます。

WRの走り方

細かいテクニックではなく、こうやって走ってほしいというQBからの要望ですが、まず№1WRは、CBとの1対1に勝つ前提で考えています。そのうえで、プラントをしっかり踏んで、角度をつけて入り込んでください。(45°〜60°  チームで調整しましょう)プラントが甘く惰性で曲がるとCBに追いつかれます。

一方№2WRの場合は、なるべく薄く入ります。理由は、中に入りすぎるとILBにカバーされるためです。OLBから逃げず、プラントしつつ薄く曲がり、QBルックした瞬間にボールが飛んでくる。その心構えをしましょう。

カバー3の場合

狙い所

気をつけるのは、SFのインバートです。例えばOLBがブリッツに入って、そこにSFがインバートしてくる場合は、インバートしてくる前に№2WRに当ててしまいましょう。インバートがくることをある程度予測していれば怖くありません。CBがディープゾーンに下がり、その前のフラットゾーンにSFがインバートしてくる場合は、№1WRは捨てましょう。原則、反対サイドのWRのどちらかに当てます。その場合は、OLBがフラットゾーンに広がることが予測されるため、OLBが開く瞬間に№2WRに当てます。

WRの走り方

基本的な考え方は前段のカバー2の場合と変わりません。最悪インターセプトは防ぎたいので、インバートが見えて、QBが自分に投げてきたら、引いて取らず、前に出るようにして取りましょう。

カバー4の場合

これは、インバートのないカバー3と捉えて、狙い所とWRの走り方は同じイメージでいいです。

マンツーマンの場合

狙い所

WRの腹に当てましょう。WRに近いポジションを取ってカバーしてくる場合は、ドンピシャなリードボールを投げない限りは、パスカットされる可能性が高いため、ローボールを投げて、WRの懐にボールをぶつけるイメージで投げましょう。そうすれば、DBはパスカットしづらくなります。

WRの走り方

これはWRのスキルで勝つしかありません。QBはWRのプラントの瞬間を狙うので、しっかりとプラントを踏みましょう。QBがDBにパスカットされやすいボールを投げてきたら、腹に投げてもらうように要求してみてもいいですね。

最後に

単純なパスパスパッケージでも、カバーによって走り分けが必要です。極めようとすると奥が深いですが、それだけ細かい部分に拘れるかが、上達のポイントです。ルートをなぞるだけのルートランをするWRは活躍できません。

考えて考え抜いて、単純なパスパッケージを強い武器に磨き上げましょう。

では!

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