ロングパスの重要性ってわかりますか?
たくさん進むから?
それはそうですけど、それでは面白みのない記事になってしまうので、もう少しハイレベルに。
「少ないプレー数でたくさん進むから」です。
一緒じゃねえか。笑
ってまだ怒らないでください。少ないプレーで進むことが大事なんです。
それはなぜか。
アメフトは基本的にはオフェンスが有利なスポーツです。オフェンスがベストパフォーマンスを出し続ければ、よっぽど実力差がなければ得点に結びつきます。
しかし、これが難しいのです。フィールドに出ている11人がすべてのプレーでベストパフォーマンスを出すことは不可能です。どこかでミスが起こります。プレーを重ねれば重ねるほど、ミスが起こる可能性が高くなります。
もうわかりますよね。毎プレー3〜4yd進んでTDまでロングドライブするのは難しい。ということです。どこかでロングゲインがほしい。それがロングパスが重要な理由の1つです。
ポストとは
チームによって長さや折れる角度が変わりますが、ざっくりいうと10yd進んで45°曲がるルートです。
どのタイミングで曲がるのか、どうすればDBを置き去りにできるかが重要なルートです。
投げるポイント
基本的にはボールを落とす位置をある程度決めておきます。例えば、「ハッシュ上何yd地点」というように。
しかし、カバーやDBの位置で落し所を変えないといけないため、そこがポストの難しいポイントの1つです。
QBをやっていると「えー?そんな折れる(曲がる)?」なんてこともあるのではないでしょうか。
QBは、基本的には、横にリードボールを投げる意識よりも奥にリードボールを投げる意識を持ちましょう。
横のスペースを使うと、隣のゾーンを守っているDBにインターセプトされる可能性が出てきます。しかし、奥のスペースを使えば、ターゲットをカバーしているDBと1対1の状況を作りやすくなります。
投げるタイミング
お決まりの「プラント」のタイミングです。
WRのプラントのタイミングで、投げる角度や落とす位置を微調整します。そのため、WRは、「ここにくれ」というような意識が宿ったプラントを踏むことが重要です。
WRの走り方
基本的にはチームで決まっている落とし所に向かって走りますが、細かく言うと、落とし所でキャッチするためにスペースを残しながら、走ります。
前段で、QBは奥のスペースを使うと述べました。WRが落とし所に向かって走ってくると、QBが投げるスペースがどんどん狭まっていき、奥で勝負ができません。WRは、QBの投げるスペースを残して、縦目に折れて、ボールにアジャストしてキャッチしましょう。
空間づくりができるWRは投げやすいです。QBに好かれるWRの特徴はこちらを読んでみてください。
最後に
QBもWRも意図のあるプレーを心がけましょう。特にロングパスは共通認識を持つことが大事になりますので、たくさん会話して精度を高めていきましょう。
では!