肉離れは競技をやっていると比較的身近な怪我の一つですよね。でも、予防はできます。怪我をしないこともアスリートとしての能力の一つですので、怪我をしない体を手に入れましょう。
なぜ肉離れをするのか
今回は、ハムストリング(腿裏)の肉離れに焦点を当てて解説させていただきます。まず肉離れとは、強い力がかかることが原因で、筋肉が部分的に断裂することをいいます。ハムストリングに強い力がかかるのは、スプリント(ダッシュ)のときですよね。スプリントの際、足の力で前に進もうとするとハムストリングに強い力がかかります。
「スプリントなんだから、足の力で前に進もうとするでしょ」
もちろん、足の力は使います。ですが、足の力だけに頼って、足で地面をかくように進んではNGです。具体的には、自分の重心よりも足を前について、重心を足が通り過ぎるまで地面をかくとハムストリングに強い力がかかります。
よって、スプリントの際、重心よりも前に足をついて、地面をかいて筋力で進もうとすると、ハムストリングに負荷がかかり、肉離れを起こします。
肉離れの予防の仕方
では、予防の仕方です。
ズバリ、スプリントの際、自分の重心の真下に足を設置させます。これにより、筋肉への負荷を抑えながらも強い力が生まれます。この強い力についてはまた解説しますが、簡単に言うと、地面からの反発の力がもらえます。こうすることにより、ハムストリングに必要以上に強い力がかからず、肉離れの予防になります。
最後に
正しい足の設置は、肉離れの予防になります。それだけでなく、無駄な筋力を使わないため、効率のいいスプリントができ、ライバルに差をつけられます。
スプリント技術を身に着けましょう。
では!