QBをやると、どうしてもスローイング能力を伸ばすことにフォーカスしがちですが、ポケットワークがめちゃくちゃ大切です。
世界レベルのQBや日本のトップレベルのQBを見ると、とにかくポケットワークが落ち着いていて、無駄がありません。簡単にパスを通しているように見えるのは、このポケットワークの落ち着きも深く関わっています。
もちろん、スローイング能力も高いレベルですが、ポケットワークがうまいからこそ、パスが簡単に通っているように見えるんです。
僕が実践で使えたテクニックや参考にしていたテクニックを踏まえて簡単に解説します。
ドロップバックでのポイント
まず、ドロップバックの目的には大きく2つあると考えています。
1つ目は、DLから距離を取るためです。つまり、プレッシャーから遠ざかることを目的としています。
2つ目は、WRとのタイミングを合わせるためです。つまり、WRが一定のポイントまで走る時間を作ることを目的としています。
これらを踏まえて、ドロップバックのポイントを解説します。
大きく速く下がる
大きく速く下がるには、出力を上げる必要があるため、QB初心者の方は、まずはドロップバックの動きになれることと、出力できるパワーを上げるトレーニングが大切です。
大きく速く下がると、ストップする技術も必要になります。3歩のドロップバックでも5歩のドロップバックでもラスト2歩は止まるために使うため、1歩1歩がだいじになります。
ドロップバックの詳細については、こちらを参考にしてください。
決められたステップを正確に速く踏む
WRとのタイミングを合わせる上で、スナップを受けてからじっと待っていてもデメリットしか生みません。
ドロップバックしない=ショートパスになるので、DBに反応されやすくなる。
DLから距離が取れない分、プレッシャーがかかりやすくなる。
といったデメリットがあります。
そうならないためにもステップでタイミング(時間)を作りましょう。
動画だとこんな感じです。
この時注意したいのは、フィールドを見ることに集中しすぎてゆっくりステップを踏まないことです。テンポよくステップを踏みましょう。
ドロップバックで下がりきった後のポイント
基本的にはステップアップです。
パスプロがもっているのにポケットから出てしまうのはNGです。
うまいQBほど、無駄にポケットから出ません。逃げることよりもポケット内に留まることを優先しましょう。
では、ステップアップしてもターゲットが見つからない場合はどうするか。
そのまま縦にLOSを抜けようとすると1テクが見ている可能性があるため、この動画ように横にスライドするとプレッシャーから逃げることができます。
このような選択肢ももちろんありますが、ステップアップしてもターゲットが見つからない場合は、QBスクランブルで走ってしまいましょう。
色々言いましたが、とにかく、シンプルに簡単にプレーすることが大事です。
では!