オフェンス対ディフェンスの人数が重要視されるアメフトにおいて、QBランは、フィールド内のオフェンス対ディフェンスの人数を11対11にできる惟一の方法です。
つまり、オフェンスから見れば人数負けをしないランプレーとなるわけです。
QBが怪我をするリスクはありますが、持っておきたいカードの一つですね。
ということで、今回はQBランの中でもリードオプションに焦点を当てて解説していきます。
リードオプションがわからない方は、DMください。
リードオプションのコツ
目線
まず目線ですが、オプションのキーとなるDEFの選手をよく見ます。RBや自分が持っているボールに目線が移らないように注意しましょう。
多くはDEをキーとするため、今回はキーとなる選手をDEと仮定して、プレスナップから順を追って解説します。
プレスナップでは、DEのアラインを確認し、後ろからブリッツが入ってきそうか、DLのスラントが入りそうか、ある程度予測します。
次にセンターからスナップを受けたら、ハンドオフの形を作りながら、DEの動きを確認します。このときにハンドオフがRBの胸に入っているかどうか確認したくなりますが、目線をボールに落とさないように注意しましょう。目視確認しなくてもハンドオフができるようにRBと合わせておくことが重要です。
ライドの長さ
ライドが長ければ長いほど、DEFはRBに食いつきやすくなります。「走れる!」と思って抜いても、DEに追いつかれてしまった経験がある人は、ライドが短いことが原因かもしれません。
ライドを長くするためには、2つ方法があります。
まずは最短距離(最速)で、RBの胸にボールを入れること。厳密には、RBの胸が通過するポイントにボールを置きます。これにより、ライドが始まるタイミングを早めることができます。2つ目は、RBが通り過ぎるまで、ボールをRBの胸に収めておくことです。目の前のボールを引き抜くのではなく、自分の体を通り過ぎたボールを自分に引き寄せる感覚です。
抜いたあとの1歩目
ボールを抜いた後は以下に早くLOSを割るかがその後の獲得ydに大きく関わってきます。
抜いた後の1歩目は、欲をかかずに自身の重心の真下に置きます。これにより、自分の筋力だけに頼らずに、体を進行方向へ運ぶことができます。
これに関しては、スプリントのスキルですので、こちらの記事を参考にしていただけると理解できるかと思います。
【走り方】速く走るための筋肉と正しい足の設置
抜くタイミング
最後は最も重要なボールを抜くタイミングですが、続きはオンラインスクールの「SHOTGUN」で紹介します。
では!