WRのあなたは、スタートにこだわってプレーしていますか?
40yd走のタイムやキャッチに目が行きがちですが、WRはスタートが超重要です。
WRにおいて、重要なことは、ボールをキャッチすることですが、ボールをキャッチするには何が大切でしょうか?
それは、いかにDBのカバーから外れるかです。カバーから外れる瞬間の多くは、ブレイク直後・プラント直後ですが、ゆっくり走ってブレイクしてもカバーが外れる想像つきますか?つかないですよね。つまり、ブレイクの前に縦押しして、縦の圧力をかけて、DBに「下がらないと抜かれる」と思わせることが重要です。
そのため、スタートが超重要なのです。
スタートを速くするには
スタートの姿勢
人は地面を押して、地面から反発を得て進んでいます。では、車のような止まっている重い物体を動かすには、どのような姿勢で押しますか?足から頭まで、斜めにまっすぐ倒して、1歩1歩強く地面を押しながら進んでいきますよね。
これが、スタートの姿勢です。
体(スネ)の角度
倒しましょう。スネの角度が推進力の向きになるので、スネが地面に対して、直角に近づけば近づくほど、前への推進力は弱まり、地面に対して平行に近づけば近づくほど、前への推進力が強まります。
スタートでどれだけスネを倒せるかが鍵になります。
WRのスタートは陸上のクラウチングと違い、自分でスネを倒す必要があります。スタートの瞬間に体重(位置エネルギー)を利用して、スネを倒してから、1歩目を出しましょう。
足の接地位置
1歩目2歩目はどこに着くのがいいでしょうか。
WRのスタートに当てはめてみましょう。片足を前に出して、構えて、Cのスナップでスタートします。
1歩目はどこに着きますか?なるべく前に進みたいから、より遠くに着きますか?でも考えてみてください。車を押すときに足は前に着きますか?つかないですよね。自分の重心の真下に着くはずです。それは、一番力が伝わると感覚でわかっているからです。
では、足を重心よりも前に接地してしまうとどうなるか。これはブレーキになります。
例えば、自転車で坂道を下っているときに、ブレーキが壊れていることに気づいたら、足をどこについて自転車を止めようとしますか。なるべく前につきますよね。それは、重心よりも前に足を接地すると減速すると感覚でわかっているからです。
それを踏まえて、足を重心よりも前に接地してしまうとどうなるかを考えると、スピードに乗りにくいことがわかります。
まとめ
・スタートは、重い物体を押すイメージ
・スネを倒す
・足の接地位置は重心の真下
スタートの強いWRになりましょう。
では!