アメフトの特徴のひとつ、華麗なパスプレー
決まるとかっこいいですよね。NFLを見ると、簡単にパスを通していますが、実際にやってみると、めちゃくちゃ難しいです。
どうしたらパスの成功率が上がるのか。
いつ投げるのが正しいのか。
ルートごとにコツってあるの？
今回は、フェイド（フライ）について、現役Xリーガーが疑問に答えます。
投げるタイミング
投げるタイミングは、基本的には、チームで決めているタイミングです。
WRに合わせるのではなく、QBが投げたボールにWRが合わせましょう。
ですが、普段のルートで合わせているタイミングで必ずしもQBの投げたポイントにWRが間に合うとは限りません。特にマンツーマンカバーのディフェンスに対しては、ある程度、WRに合わせる必要があります。そこでもう一つの投げるタイミング。
WRがディフェンスをリリースする瞬間（並走した瞬間）です。
WRがディフェンスを抜き去るのを待つのでは遅いです。
並走した瞬間にリードボールを投げましょう。
投げる時の視線
投げ始めから、投げ終わりまで、ターゲットを見続けましょう。
弾道を上げるとどうしても投げる方向（斜め上）を見てしまいがちですが、ターゲットを見続けたほうが、コントロールが安定します。
弾道を上げるときは、肩を投げる角度まで上げ、目線はターゲットです。最初は難しいですが、練習しましょう。
狙う場所
№１WRの場合は、ブルーゾーンにボールを落としましょう。
ブルーゾーンとは、サイドラインとWRの間の空間です。このゾーンは、「CBがボールに届かない」かつ「WRはボールに届く」ゾーンです。
もちろんリードにボールを投げるんですが、ブルーゾーンに落として、WRの駆け引きでボールに寄らせるようにしましょう。WRの足の速さだけで勝負するのではなく、WRのテクニックで勝負させましょう。
WRがトップを取られていたら、バックショルダーに投げましょう。
意図的にターンボールを投げる。ということですね。この時僕が意識しているのは、WRの後頭部にボールをぶつけるイメージで投げるということです。ターンボールを投げようとすると、短くなりすぎるので、WRの後頭部にボールをぶつけるくらいがちょうどいいです。これは、感覚の問題ですので、しっくり来るポイントを探してみてください。
では！
アメフト・フラッグフットボールでパスがうまくなるコツ 【フックパターン】
